サラリーマン、喫茶店開業をめざす

小説・エッセイに出てきたあの料理を食べる、旧「小説家食堂」運営。2020年までに喫茶店店主をめざします!

わかめとねぎのみそ汁(村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)

“私はかつおぶしで簡単にだしをとってわかめとねぎのみそ汁を作り、ごはんと梅干しを添えて出した。彼女はあっという間にたいだげてしまった。”(村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』より)


村上春樹(1949-)の長編小説から。ほっそりとした美人の見事な食べっぷりに感心し、なかばあきれている場面です。胃拡張だと自己申告する彼女。直前に鰯と油揚げと山芋のフライ、セロリと牛肉の煮物、みょうがのおひたし、いんげんのごま和えを平らげていました。
みそ汁とごはんの後も、フランクフルト・ソーセージとわかめとツナをまぜたポテトサラダ、チョコレート・ケーキを食べています。

 


RECIPE
わかめとねぎのみそ汁(2人前)
カットわかめ・・お好みで
長ねぎ・・・・・親指の長さくらい
かつおぶし・・・1パック
水・・・・・・・400ml
みそ・・・・・・大さじ1

 

HOW TO COOK
1. 鍋に水を入れ、沸騰したら火を止めてかつおぶしを入れ、1-2分おく。
2. その間にかっとわかめを戻し、長ねぎを小口切りにする。
3. ざるにキッチンペーパーをしいて1を濾す。
4. 3を鍋に戻して火にかけ煮立ったら、わかめとねぎを入れる。具に火が通ったら火を止め、味噌を溶き入れてひと煮立ちさせる。

 

POINT
かつおぶしを濾すときは、えぐみが出るので絞らないほうが良いです。

 

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)