サラリーマン、喫茶店開業をめざす

小説・エッセイに出てきたあの料理を食べる、旧「小説家食堂」運営。2020年までに喫茶店店主をめざします!

ブラディ・マリー(村上春樹『風の歌を聴け』)

“僕たちは港の近くにある小さなレストランに入り、簡単な食事を済ませてからブラディ・マリーとバーボンを注文した。”(村上春樹『風の歌を聴け』より)

ブラディ・マリー(村上春樹『風の歌を聴け』)

ブラディ・マリー。


1979年に村上春樹(1949-)が30歳のときに発表したデビュー作から。『風の歌を聴け』から取り上げるのは、コンビーフのサンドイッチ、フライド・ポテトに次いで今回で3回目です。バーが物語の舞台として登場するせいでしょうか、なんだかしょっぱいものが続いてしまいました。

 

www.shosetsuka-shokudo.club

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ブラディ・マリーのレシピは、開高健がエッセイのなかでシンプルに解説しています。
“ウォッカは、なににでも混ぜられる。トマトジュースに混ぜるとブラディ・マリー。オレンジジュースに混ぜるとスクリュー・ドライバー。ブラディ・マリーなんかは、トマトジュースのなかにウォッ台所のまわりにあるものを全部ほうりこんで、絶妙な味になるので、これをキッチンドリンクというわけです。”(開高健『食の王様』の「それでも飲まずにいられない」より)

 

ブラディ・マリー(村上春樹『風の歌を聴け』)

パークハイアット東京でピーク バー。同ホテルのバーといえば、ジャズライブをやっているニューヨーク バーですが、声を張り上げないと会話がまともに成立しないので、静かに飲みたいときはこちらのバーが好きです。

ブラディ・マリー(村上春樹『風の歌を聴け』)

きれいな夜景。東京はいつ眠るんでしょうか。

 

風の歌を聴け (講談社文庫)

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